仮想通貨DNT(District0x)とは? 特徴と今後の見通し,購入方法を解説

DNTとは分散型プラットフォームサービスDistrict0xで使用されるトークンです。

District0x(ディストリクトゼロエックス)市場やコミニュティを自由に開設することができるインフラプラットフォームです。

この記事を読んでわかること
  • DNTとは
  • District0xの特徴
  • DNTの購入方法

 

DNTの価格

名称 District0x
読み方 ディストリクトゼロエックス
トークン DNT
特徴 分散型インフラプラットフォーム
価格 2.9円
時価総額ランキング 696位
発行枚数 10億枚
公式サイト https://district0x.io/

 

District0x(DNT)の特徴

Districtは「区域」という意味で,District0xネットワーク上に自分のマーケット(販売市場)や,コミニュティなどの自分の区域を作ることが可能になっています。

身近な例で例えると,インターネット上で商品を販売する場合は,通常「楽天」や「アマゾン」といったサービスを使うことになります。

しかし,それらのサービスは商品を掲載する対価に10%程度の手数料を徴収しています。

また,ショップアカウントが不当に凍結されるリスクもあります。

District0xでは,手数料なしで商品を販売することが可能であり, 内容が管理者に検閲されることはなく,不当に凍結される心配もありません。

Discrtict0xは以下の機能を提供しています。

  • 商品出品
  • 検索とフィルタリング
  • ランキングとレビュー機能
  • 支払いと請求

これらは自分の「区域」に簡単に導入することが可能です。

Discrtict0xの主要サービス

既にDistrict0xプラットフォームで実行されているサービスをいくつかご紹介します。

Ethlance (イーサランス)

EthlanceDistrict0x上で実行されている分散型人材マッチプラットフォームです。

仕事をしたい人と,仕事を発注したい人をマッチングさせます。

Web3.0のクラウドワークスというイメージですが,異なる点は手数料が無料であることです。

プロジェクトはイーサリアム上で動いているため, 各操作でガス代というネットワーク手数料が発生します。

Ethlanceは単価の高いプロジェクト向けのサービスとなります。

Name Bazaar (ネームバザー)

ENS(イーサリアムネームサービス)で取得された名前を売買することができます。

イーサリアムネームは,ウェブサイトのドメインと同じく早いもの勝ちであることから,

短い文字列や,わかりやすい文字列は価値が高く,活発に売買されています。

過去には2億円以上でENSが落札されたこともあります。

MemeFactory(ミームファクトリー)

イーサリアムで資産形成やNFTの売買ができるプラットフォームです。

Streamtide(ストリームタイド)

クリエイターがクラウドファンディングで資金調達ができるプラットフォームで今後リリース予定となっています。

Direct0xの仕組み

Direct0xの仕組みやDNTがどのように活用されているのか説明します。

保証金システム

地区の創設やネットワーク参加は無料でできますが, 地区を作成する際に「保証金」を入金する必要があります。

「地区」で詐欺行為を行ったりして,ネットワーク参加者から悪質な地区だと判断された場合は保証金が没収されてしまいます。

マーケットの評価はネットワーク参加者がDNTを用いた投票によって行います。

運営による一方的な判断ではなく,Direct0x利用者が価値のあるサービス・価値のないサービスを判断できる仕組みです。

マーケットのガバナンスに誰でも参加

DNT保有者は作成されたマーケットプレイスに出資することで,ガバナンスに参加することができます。

District0xでは応援(支援)する代わりに「区域」の運営に関わることができます。

有権者は区域のルールや,マネタイズの方法,発生した収益の分配方法などのすべての合意形成にかかわることができます。

DNTの残念なニュース

バイナンスで上場廃止

202210月にDistrict0x(DNT)は上場廃止となり,バイナンスで取引は不可能になりました。

バイナンスはユーザー保護のためトークンの流動性や,プロジェクトの進捗状況を定期的に調査していますが,District0xはバイナンスの上場基準を満たしていなかったと判断されたということになります。

バイナンスでは上場廃止になりましたが,コインベースといった大手取引所では取引可能なので,プロジェクト自体に深刻な問題があるわけではないようです。

【参考】バイナンス、4銘柄の上場廃止を発表 ビットコインゴールドなど

DNTの今後・将来性

District0xの利用者が増える

地区によるサービスは画期的ですが,まだまだ利用者が少ないです。

今後多くの人に認知された利用者が増えることになれば,DNTトークンの需要が高まり価格が上昇する可能性があります。

取引所に上場

残念ながらバイナンスからは上場廃止となってしまいましたが,今現在も多くの取引所で取引されています。

プロジェクトの有用性が認められれば,再びバイナンスに上場できる可能性もでてきます。

今後日本の取引所でも取引可能になれば,さらに価格が上昇することが予想されますが, 金融庁の審査は厳しいため,まずはバイナンスに再び上場できるように体制を整えられるかが焦点となります。

DNTの購入方法

DNTは国内の取引所で購入することはできません。

以下の手順となります。

DNTの購入手順
  1. 国内取引所で口座開設
  2. イーサリアムなどを購入
  3. 海外の取引所へ送金
  4. 海外取引所でDNTを購入

 

まとめ

自由に市場を作ることができる,District0xについてご紹介しました。

プロジェクトは非常に面白く, ホームページや決済システムを導入できない個人クリエイターや事業者が手軽に自身の作品をNFT化して販売できるので

利便性が広く認知されて利用者が増えればDNTトークンが上昇する可能性もあります。

バイナンスで上場廃止になってしまったことは残念ですが, 今後のプロジェクト次第では再度上場する可能性も当然ありますので,定期的にチェックしていきます。

おすすめの記事