仮想通貨Threshold(T)とは?tBTCの関係と将来性,購入方法をわかりやすく解説

Thresholdはビットコイン連動トークンtBTCを用いてDeFiBTCを入金したり換金を実現する分散型プロトコルです。

tBTCとはビットコインとイーサリアムのブリッジとして機能し,ステーキングできないビットコインで利回りを得ることができるステーブルコインです。

Thresholdはビットコインでは本来できないステーキングや、分散型取引所での取引を実現しようとしているプロジェクトです。

この記事でわかること
  • Thresholdとは?
  • ステーブルコインtBTCとは?
  • Thresholdに期待できる理由
  • Thresholdの購入方法

Thresholdの価格

 

名称 Threshold
読み方 スレッショルド
トークン名称 T
価格 6.55円
時価総額 555億円
ランキング 85位
発行枚数 10億枚
公式サイト https://threshold.network/

※23年1月31日時点

Thresholdとは

Thresholdの特徴

ThresholdはビットコインとイーサリアムをブリッジするトークンtBTCを提供していま

す。

Thresholdの特徴
  • ビットコインをtBTCに交換
  • tBTCはBTCに価格連動し、DeFiで使用可能
  • ビットコインで利回りを得ることができる
  • ビットコインを中央集権取引所を通さずに取引

ビットコインとイーサリアムは全く異なるブロックチェーンで動いているため,互換性はなく,ビットコインをイーサリアムに交換したり,DeFiに活用することは不可能でした。

現在ビットコインを持っている人が Dexを利用する際には,一旦は手元のビットコインをイーサリアムに交換する必要があり,それには必ず中央集権取引所を通す必要があります。

Thresholdはこのような互換問題の解決を目指すプロジェクトです。

tBTCとは

tBTCはビットコインにペッグ(連動)されたトークンで,常にビットコインと同じ価格に固定されています。

本来ビットコインはステーキング(保有)により報酬を受取ることができませんが,

tBTCに交換することで実質的にビットコインをステーキングして報酬(利回り)を受け取ることができます。

tBTCは必ず同じ枚数のビットコインがプールに預けられており,価格がビットコインに連動します。

1BTCを入金すると1tBTCと交換できるという仕組みです。

ビットコインをDeFiで活用

tBTCはイーサリアムのチェーンで動いているため,分散型取引所で使用することができます。

DeFiの中心はイーサリアム(ETH)ですが、 ビットコインとイーサリアムは互換性がないためビットコインをDeFiで使うことはできせんでした。

ビットコインをtBTCに交換することで、ステーキングや、DeFiでの取引が可能になりました。

分散型組織

Thresholdは分散型組織(Dao)で運営されているため,特定のリーダーや管理者がいません。

ネットワークは世界中の協力者(ノード)が維持し,人件費もかからないため,既存のステーブルコインのような組織のリスク,管理者のリスクがありません。

コミニュティの方針はガバナンストークンであるThreshold(T)で投票を行い,民主主義的に決定していきます。

プロジェクトはイーサリアムチェーンで追跡可能になっており,高い透明性があることが特徴です。

過去に議決された議案はこちらからも確認することができます

【参考】Threshold ガバナンス

監査済みのスマートコントラクト

Thresholdはスマートコントラクトシステムを3つの第三者機関から監査を受けて合格しています。

tBTCは担保として保有しているビットコインがハッキング等で流出した場合は, tBTCBTCと価格をペッグできなくなり,大暴落などのリスクがあります。

ブロックチェーンを第三者機関が監査していることで一定の信用はできると言えます。

Thresholdの価格

全期間チャート

2022年は,暗号資産の冬ということもあり,長期に渡りに下げ基調となっています。

23126日には,Threshold(T)のコインベース上場のニュースを受けて大きく価格を伸ばしており,約2.8円から約7円へ急騰しています。

【参考】米コインベース、2銘柄の新規取扱を実施予定

Thresholdに将来性・今後について

Thresholdに期待できる理由を記載します。

ビットコインで資産運用

暗号資産で最も信用されており,時価総額が高いのはビットコインですが,ビットコインは保有することでお金を稼ぐことはできません。

Thresholdが提供するtBTCを用いることで実質ビットコインでステーキングや分散型取引所での交換が可能になります。

既にWBTCといったBTC基軸のステーブルコインプロジェクトはありますが, tBTCにも期待できます。

tBTCの利用が増える

tBTCが普及し,多くのユーザーに利用されることになれば,Thresholdトークンの需要も高まり値上がりの可能性があります。

大手取引所に上場

既にバイナンスやkucoinなどの大手取引所に上場していますが, 23年1月下旬にはコインベース上場が決まり,大きく価格が上昇しました。

現在,日本国内の取引所に上場はしていませんが,今後日本の取引所に上場することがあれば,大きく価格を伸ばすことになりそうです。

Thresholdの購入方法

Thresholdは現在国内の取引所には上場していません。

以下の手順で取引をします。

Thresholdの購入方法
  1. コインチェックで口座開設
  2. イーサリアムなどの暗号資産を購入
  3. バイナンスなどの海外取引所に送金
  4. Threshold(T)を購入

 

まとめ

今の所,連動型暗号資産はセキュリティに関する懸念が強く,プラットフォームを信用するのは賭けのような側面もありますが,Thresholdは第三者機関によるブロックチェーンの監査も受けており,一定の信用はできます。

今後,tBTCを利用するユーザーが増えれば,Threshold(T)の需要も高まり価格上昇に期待ができます。

おすすめの記事